ドアを開けたまま少し席を離れた。
用を済ませて戻ってくると
汚れ1つ無い真っ白な天井に1つの黒点が見える。
「あれこの前掃除したばっかりなのになあ」
そんなことを思いながら
私はタオルを片手に天井の黒点へと手を伸ばす。
...
黒点まであと数センチ...
その瞬間
私は初めて気がついた。
その黒点が汚れではなく「奴」だったことに。
ドアを開けたまま少し席を離れた。
用を済ませて戻ってくると
汚れ1つ無い真っ白な天井に1つの黒点が見える。
「あれこの前掃除したばっかりなのになあ」
そんなことを思いながら
私はタオルを片手に天井の黒点へと手を伸ばす。
...
黒点まであと数センチ...
その瞬間
私は初めて気がついた。
その黒点が汚れではなく「奴」だったことに。